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passing

小説や作詞について書きますし、余計なこともたくさん、そして自分の決心について日々思うことなんかも書くかもしれません

「Air」.91

「うん!それなら明日はお台場に遊びに行ってみない?」
「いいよ!楽しみだな。時間は?」
「とりあえず、おやつの時間でどうかな?遅くなっちゃいそうならその時ずらせばいいと思うし。」
それに空斗くんとなるべく一緒にいたかったから。
「待ち合わせ場所はどこにする?」
「駅だと人も多いし、空斗くんとわたしは乗る電車が違うもんね、どこにしよう。」
「じゃあ、自由の女神の前は?」
「え?自由の女神?」
もっと駅前とかでの待ち合わせかなってと思ったけれど、まさか自由の女神だとは思わなかった。でも、なんだか空斗くんらしいかも。
「ダメかな?」
「そんなことないよ!ただ、自由の女神は予想してなかったから。」
「やっぱり?自分でも思い切ったこと言ったかなって思っちゃったんだ」
「うん。じゃあ、明日は自由の女神の前に待ち合わせだね。時間はおやつの時間に!」
「うん。おやつの時間にね!」
明日のお出かけの約束が決まった頃には、他の役者さん達もほとんど現場入りしていた。その光景を見てわたしは時間を確認した。…そろそろかな。
「じゃあ、空斗くん。わたし行ってくるね!」
「いってらっしゃい。頑張ってきてね」
「うん。わたし頑張る!」
わたしは空斗くんに手を振った。そしたら空斗くんも手を振り返してくれたの。歩いている最中、空斗くんのその姿が心の中ですごく嬉しくて、カメラの方に向かって歩いている時にもう一度後ろを振り返ったんだ。そしたら空斗くんと目が合った。だからわたしはまた手を振った。そしたらね、空斗くんもまた手を振り返してくれたんだ。