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passing

小説や作詞について書きますし、余計なこともたくさん、そして自分の決心について日々思うことなんかも書くかもしれません

「Air」.104

「お話してたらもう着いたね!」

わたしの目の前にはさっきよりも大きく見えるロボットがいた。

「そうだね、中に入ろっか」

「うん!28日は撮影あるから終わった後そのままいいかな?」

「大丈夫だよ。その日は撮影って何時から何時までだったか覚えてる?」

「確か平日の午後からだったからいつも通り1時くらいから6時くらいまでじゃないかな?」

「ありがとうね。寮に帰ったらスケジュール表見直しておくよ」

「わたしも帰ったら見直しておくね。」

「ありがとう。希はどのお店を見たい?何か欲しいもの決まってる感じかな?」

「わたしはいまハンドクリームが欲しいんだ。冬は手がかさかさしちゃうからさ。」

「それならハンドクリーム探そうか」

「でも、空斗くんも見たいものあるでしょ。」

「おれは今必要なものはないから大丈夫だよ」

「じゃあ、空斗くんにもわたしのハンドクリーム一緒に探してもらおうかな。」

「うん。おれでよければ」

彼は少し遠慮しているような表情だった。

「いいに決まってるじゃん!ちゃんと選んでよね。」

「……変なやつ探そう」

「あー!空斗くん、またいじわるする!」

わたしたちは楽しくお話をしながら、いろんなお店に立ち寄りながらハンドクリームを探していたんだ。