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passing

小説や作詞について書きますし、余計なこともたくさん、そして自分の決心について日々思うことなんかも書くかもしれません

「Air」.111

それから希はベッドの中でお母さんに電話をかけた。お母さんは電話の音に気がついて目を覚ましてくれた。最初は状況が理解できていなかったけど、希の部屋に入るとお母さんは希の体に起きていることにすぐ気がついた。そして、お母さんは希を毛布でくるんで車に乗せて大学病院へと向かった。希は緊急として受け入れられ、すぐにお医者さんに診てもらえた。その場では具体的なことはなにもわからなかったけれども、希から採取した血液を検査にかけてお医者さんは希に点滴をするように看護師さんたちに指示を出した。体が弱り切っていた希に血液検査や点滴の針は激痛となった。でも、点滴をすると希はすぐに落ち着いたんだ。その様子を見たお母さんは崩れ落ちるようにほっとしていたの。

希が寝た時間は朝方の4時半過ぎ。ひとまず落ち着いた希を見てお母さんは家に帰った。担当医から「また明日来てください。検査の結果をお伝えします」と言われてね。