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passing

小説や作詞について書きますし、余計なこともたくさん、そして自分の決心について日々思うことなんかも書くかもしれません

忘れられない人




いきなりですが、僕には忘れられない人がいます。

何度かお話していますが、たとえ僕が記憶喪失になって、自分の名前ですら忘れてしまったとしても、その人のことだけは忘れられません。
僕は今も、これからも、自分が自分を許す限り過去に生きていくことになります。

ただ、僕はその人の幸せな日々を邪魔するわけにはいきません。
だから僕は毎日心の中で、思い出して、どうすることも出来ないままにただただ時間だけが過ぎ去っていきます。


しばらく前ですけれども、僕が忘れられない人と会えなくなってから、twitterのホーム画面が僕にとってその人との思い出深い写真であったことがあります。
僕は少し、期待をしてしまいました。

でも、バカですよね。
別に僕自身がどうであろうと、元来その人はその映画が好きでしたし、その場所自体も好きなんですから。
ホーム画面がなんであれ、そこに僕の入り込む余地がないことなんて明らかなのに、僕はほんの少し、「未来」を期待してしまったんです。
「過去」に生きる僕が、「未来」を夢見た最後の瞬間かもしれません。

日記を読み返してみると僕はかつての僕が抱いていた「好き」を、「思い出」を鮮明に思い出します。
そうするといつも涙が零れています。
無意識のうちに涙が零れているということは、僕は今でも「好き」だからだと思います。
恥ずかしながら、自分でも把握しきれてないところがありますけど、でもやっぱり好きなんでしょうね。
今も昔も、そこだけは変わることなく……

もともと僕は女性が多い環境にいます。
それを好んでいるというわけでは特にないんですけど、いろいろあってそういう環境に属しています。
でも、不思議なくらい僕はよそ見しません。
別に意識していたわけではないです。
女性が多い環境なんですから、男同士で誰がその環境の中で一番可愛いかって話とか普通に出てきます。
そういう話が始まるのも女性が多い環境の男の同士の中では、僕自身も十分に納得できます。

でも、僕は男同士で実際にその話になった時、対応に困りました。
心の中の本心では、そういうことは1ミリも考えていませんでした。
それに、周りの男達を笑わせて盛り上げられるような気の利いた返しもできずに、ただただ何も言えませんでした。
自分の周りにどれだけの女性がいようと、僕はそれと関係なく「過去」を生きて、自分が「世界で一番可愛い」と感じた人のことだけをずっと考えて、思い出していたからです。

だから、僕はこれから先もずっと「過去」を生きていくんだと思います。
本当に信頼しているわずか数人の友人にだけ話はしました。
彼らは僕のことも、その人のことも、どちらも責めません。
そんな友人が、僕は大好きです。

たとえ、誰かに何かを言われようが僕の気持ちは他の誰にも変えられません。
そして、他の誰も僕の気持ちを悪く言う権利はありません。

僕の気持ちの、僕の素直な「好き」ってそういうことなんです。
「軽い」とか「重い」とか、「早い」とか「遅い」とか、「丁寧」とか「ゆっくり」とか、そういうことは僕はよくわからなくて、ただ、気が付いたら、僕は「好き」なんです。
それが僕の胸にある限りずっと……101年の時間であろうとも。


おやすみなさい