passing

小説や作詞について書きますし、余計なこともたくさん、そして自分の決心について日々思うことなんかも書くかもしれません

「Air」.177

希は空斗くんの想いを大切にして、もう一度女優へとチャレンジをした。事務所はその後倒産してしまったけれども、由紀の紹介もあってキリタニプロダクションへと移籍をした。そしてそこで甚だしい活躍を見せ、遂には日本以外の国からも映画出演のオファーが届いた。世界を舞台にしても希は彼女にしかできない演技を見せ脚光を浴びた。

希は結婚もすることなく女優への仕事にすべてを捧げていたから、世間では「キャリアウーマン」のような扱いを受けていたけど、でも本当はその逆。女優として演じている時の希はいつも同じ想いを抱いて、この大きな空の向こうにも届くように演技をしていたの。

これが世界を舞台に女優として生涯活躍をした横山希の若かったころの記憶。