こんばんは。
僕は今、小田急線に乗っています。
懐かしいというか感慨深いというか……この大きな街を離れてから、初めて小田急線に乗りました。
たかが10ヵ月程ですかね……いや、違う。
僕の身体が覚えているのはそこじゃない。
そもそもですが、なぜ小田急線に乗っているのかというと、明日の仕事の関係で前泊を伴わないといけないからです。
ですが、せっかくなので小田急線に乗る前に久しぶりに新宿を散策してみました。
相変わらずだったとは思います。ですが、夜の時間にスーツを着て新宿を歩いていると、恥しか感じられませんでした。
なぜなのかわからないですが、恥を僕は感じていました。
人間ってやっぱり覚えているつもりでも、忘れていってしまうんですよね……
どんなに大切なことでも、人間は悲しいくらいに大切な一瞬の物事を忘れていってしまうんだと思います。
僕は悲しくて、悔しくて仕方ないです。
なんでこんなに大切なことを忘れてしまうんだろう……
でも、風景や色や匂いが僕の身体に鮮明に訴えかけます。
僕はこれからどうすればいいのだろう……
ただ、やらなければいけないことはやりますし、成し遂げます。
ですが、成し遂げた後、僕自身には何が残るのだろう……
きっと欲しくてしょうがないけど、いらなくてしょうがない上辺だけの肩書きしか残らないのでしょう。
なんでこんなに忘れてしまうのかな……人間って。
僕は痛くてもいいから、忘れたくないな。